クレディア(8567)9月14日
クレディア(8567)基本データ
社名(コード番号) |
クレディア(8567)・・ウィキペディア | |
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上場 |
東京証券取引所第1部 | |
本社所在地 |
静岡県静岡市駿河区南町10番5号 | |
業種 |
その他金融業 | |
決算期 |
3月 | |
資本金 |
82億2218万円 | |
主要株主
|
ジェーシービー(JCB) | 20.68% |
(有)サンフレックス | 11.94% |
|
個人A | 8.69% |
|
ノーザン・トラスト(AVFC) アメリカン |
3.78% |
|
日本マスター信託口 | 3.55% |
|
連結子会社 |
アプリス、メディファンス、ジャストリース | |
10月04日10:00 |
上限金利引下げのお知らせ | |
10月01日16:30 |
主要株主(筆頭株主)及び「その他の関係会社」の異動に関するお知らせ | |
09月21日16:05 |
上限金利引下げに関するお知らせ | |
09月21日16:00 |
役職員の異動及び取締役の辞任に関するお知らせ | |
09月21日16:00 |
民事再生手続開始決定のお知らせ | |
09月21日16:00 |
株式会社ジェーシービーとの「資本及び事業提携に関する基本契約」の解除について | |
09月14日17:45 |
民事再生手続開始の申立てに関するお知らせ |
要因
貸金業法等の改正および過払金返還請求のための引当金積み増しによる財政状態(キャッシュフロー)の急激な悪化
負債総額757億800万円(8月31日、単体)
スケジュール
(9月14日)
・民事再生法適用の申請
(9月15日)
・整理ポスト
・東証:制度信用銘柄及び貸借銘柄の選定取り消し
・日証金:貸借銘柄の選定取り消し
(9月18日)
・日証金:貸借取引品貸料の最高料率を通常の10倍に引き上げ
(9月19日)
・東証:クレディア(8567)株、呼値の値幅制限の撤廃
(9月20日)
・逆日歩が1日15円に
(9月21日)
・S&P:クレディア(8567)のABS(資産担保証券)に格下げの可能性
(10月15日)
・上場廃止
時系列データ
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 出来高 |
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9月18日 |
167 |
167 |
167 |
167 |
29100 |
9月19日 |
32 |
41 |
26 |
31 |
36029000 |
9月20日 |
36 |
60 |
31 |
43 |
41844200 |
9月21日 |
44 |
54 |
41 |
45 |
28646800 |
9月25日 |
42 |
49 |
37 |
38 |
10393300 |
9月26日 |
39 |
40 |
28 |
29 |
15987600 |
9月27日 |
29 |
32 |
26 |
26 |
11638000 |
9月28日 |
27 |
28 |
21 |
24 |
10107400 |
10月01日 |
23 |
23 |
18 |
19 |
11787400 |
10月02日 |
18 |
19 |
16 |
17 |
5723900 |
10月03日 |
18 |
23 |
17 |
19 |
14281500 |
10月04日 |
20 |
20 |
17 |
18 |
3534400 |
10月05日 |
17 |
18 |
15 |
15 |
3385900 |
10月09日 |
13 |
13 |
11 |
11 |
5502500 |
10月10日 |
11 |
12 |
9 |
10 |
2751100 |
10月11日 |
10 |
10 |
8 |
9 |
4034100 |
10月12日 |
8 |
9 |
6 |
7 |
23211000 |
株価の動き(気配値・5分足チャート)・・・ハイパーSBI
(9月18日)167円、29100株
【前場】前日比80円マイナスの167円。ストップ安売り気配。買い21700株に対し、売り612万8000株(10時59分)。
【後場】 比例配分により29100株のみ取引成立。残り634万7500株の売り(15時)。空売りの買戻しの可能性。
なお、売り気配の規模が発行済み株式数2321万1000株を大きく下回るため、潜在的な売り圧力はまだ残っていると推測される。
クレディアの民事再生法の適用の申請により、ロプロ(8577)、NISグループ(8571)などのノンバンク株が軒並み下落。値下がり率ランキング上位を占める。
(9月19日)32円、41円、26円、31円、36029000株
値幅制限の撤廃により、午後12時45分取引成立。寄り付きは32円、出来高594万5700株。
「32円⇒36円」、「36円⇒31円」、「31円⇒40円」、「40円⇒32円」と上下動を繰り返し、12時53分にこの日の高値41円をつける。
その後は一進一退の攻防が続き、14時15分にこの日の安値26円。結局、終値31円、出来高3602万9000株で終了。取引量が発行済み株式数以上となり、株主が大きく入れ替わる。
始値が32円という非常に高い水準から始まったことにより、ハイリスク・ミドルリターンの銘柄になった。マネーゲーム参加者の高い買い指値がこのような結果を生んだと言える。
(9月20日)36円、60円、31円、43円、41844200株
始値36円、高値38円、安値31円、終値37円、出来高12180700株。
前場開始前から気配値が上昇し、寄り付きは36円。その後徐々に下落。9時20分の安値31円から上昇するも、19日の高値41円を超えられず。前場終値は37円。
逆日歩が1日15円となり、株価は急上昇。信用売りの返済買いもしくはそれを期待した現物買いによるものと推測される。
13時2分にこの日の高値60円をつける。ストップ高61円まであと一歩のところまで迫る。しかし、ここから値下がり。本日の終値は43円。40円台、50円台で購入した投資家も多く、明日以降の株価に注目が集まる(※この日は1分足チャートを採用)。
(9月21日)44円、54円、41円、45円、28646800株
上場開始後の取引は4日目。やや人気に陰りが見え始める。出来高2864万6800株。
1日の値幅は41円から54円までの13円。後場以降、出来高現象に伴い、株価も徐々に下落。出来高が発行済み株式数に相当するものの、他のマネーゲーム対象銘柄がみつかれば投資資金が逃げるかもしれない。もう一波乱が起きるか注目である。
(9月25日)42円、49円、37円、38円、10393300株
前日比マイナスからスタート。9時15分過ぎからリバウンド開始。19分にはこの日の高値49円。
その後は徐々に右肩下がりの展開。後場直後の12時31分、安値37円をつける。37円~42円の狭い値幅となったため、超低位株と同じく数円単位の値幅取りが多くを占める。出来高が前日の半分以下に減少。
(9月26日)39円、40円、28円、29円、15987600株
前日比1円プラスで始まるものの、その後は下落。昨日とほぼ同じ右肩下がりの5分足チャートを形成。
ただし、昨日と異なるのは急騰・急落など著しい変化に乏しく、数十万株・100万株単位の売りを吸収しきれず下げ続ける点である。新興市場が活況だったこともあり、出来高は増加したものの、他のストップ高銘柄が注目される展開に。
(9月27日)29円、32円、26円、26円、11638000株
東証1部値上がり銘柄数1500を超える特異日。午前10時前後に10万~40万ほどの買い注文が入り、本日の高値32円まで上昇。
しかし、その後失速。26円安値引け。1日の値幅はたったの6円。明日以降、マキ製作所(6402)が上場廃止銘柄となり、そちらに資金が流れる可能性がある。
(9月28日)27円、28円、21円、24円、10107400株
寄り付き後すぐに2円高の28円になるも徐々に失速。
散発的な売りでじりじり値を下げ、午前9時42分に安値21円をつける。
その後は22~24円のボックス。出来高が2日連続で減少。
(10月1日)23円、23円、18円、19円、11787400株
前日比マイナス1円の23円からスタート。その後下落。9時37分の安値18円から反発するも寄り付きの23円どまり。
同時期に上場廃止となったみらい建設グループやマキ製作所の影響で投資資金が逃げることもなく、また、逆に取引が活発化することもなく終始安定した株価の推移。出来高も前営業日とほとんど変わらない1000万株超。
(10月2日)18円、19円、16円、17円、5723900株
前日比マイナス1円の23円からスタート。その後ボックス。安値16円から高値19円までたった4円の値動き。
出来高は約半分の572万3900株。
全体的にひとつの相場が終わった印象。このまま失速するかもしくはもう一度上昇するか注目したい。
(10月3日)18円、23円、17円、19円、14281500株
前日比1円高の18円からスタート。9時25分に22円まで上昇。その後ボックス。
後場から再び上昇。13時50分にこの日の高値23円を記録。出来高は約2.5倍の1428万1500株。ノンバンク株が急上昇し、値上がり率ランキングの上位に。その影響を受けた模様。
(10月4日)20円、20円、17円、18円、3534400株
前日比1円高の20円からスタート。1日通じて1円の攻防。バーコードが3段に連なる。
出来高は、上場廃止後全株が一致してから最も少ない353万4400株。
出来高が減り、株価が徐々に値下がりする様は上場廃止銘柄の末期症状。ここへ見切り売りが殺到すると、相場は終わる可能性が高い。
(10月5日)17円、18円、15円、15円、3385900株
前日比1円マイナスの17円からスタート。1日通じて1円の攻防。
出来高は338万5900株。最小記録を更新中。
このまま何も起こらず終わるのか?それとももう一度上昇するのか?9月下旬から大きな動きがないため投資家の関心が薄れつつある状況。
(10月9日)13円、13円、11円、11円、5502500株
前日比2円マイナスの13円からスタート。1日通じて1円の攻防。
出来高は550万2500株。9時30分すぎから延々とバーコードが続く。株価が20~30円までの超低位株にありがちな値動き。
東証1部値下がり率ランキング第1位。取引可能な日数が少ないにもかかわらず、株価が高く推移している。
(10月10日)11円、12円、9円、10円、2751100株
かわらずの11円からスタート。9時1分につけた12円(2000株)が高値。
出来高は275万1100株。
株価が妥当な水準まで値下がりする前に出来高が減少している。上場廃止銘柄には、記念株券として購入するコレクターがいるが、最低購入金額は10円×100株=1000円。手数料を考えるとまだまだ高い水準である。
(10月11日)10円、10円、8円、9円、4034100株
前日比1円マイナスの10円からスタート。10時40分に8円をつけ、安値更新。
出来高は403万4100株。
3日に大きく値上がりしてから目立った上昇はない。上場廃止までにもう一度上昇があるのか注目される。
(10月12日)8円、9円、6円、7円、23211000株
本日が取引最終日。前日比1円マイナスの8円スタート。
出来高は前日比5倍増の2321万1000株。
上場廃止までに1円をつけることがなく終了。上場廃止のニュースが大きく報道されたクレディアは、マネーゲーム参加者を多くひきつける結果となった。